この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。
今まで女性にモテたことがなく、恋愛経験もろくにない男性は結婚相談所に入会しても、女性に条件を求めるのはいけないことなんでしょうか?
たとえば、ろくに女性と付き合った経験もないのに、相談所から
「あなたのスペックだと、離婚歴あり、45歳まで、バツイチ子持ちの女性でも可にしないと会ってくれないわよ」
と言われたら戸惑いますよね?
でもそこまで条件を広げないとモテない男は本当に結婚できないのでしょうか?
そこで、私が経験も踏まえて結婚相談所の実情と結婚できるかどうかをお答えします。
門戸は広げた方がよい理由とは?
まずは門戸を広げた方がよい、つまり相手への条件を緩めた方がよい、という意見から。
社会情勢的に独身男は独身女性よりも多い!?
生涯未婚率という言葉があります。いわゆる「おひとりさま」の比率です。
国立社会保障・人口問題研究所が2018年に発表したデータによると、
男性の生涯未婚率は23.37%、女性の生涯未婚率は14.06%
つまり男性は約4人に1人、女性は約7人に1人は結婚できない、もしくは結婚していないということになります。
女性よりも男性の方があまり気味ってことですね。
婚活市場ではモテる人に人気が一極集中する!?
婚活市場では、男性も女性も一部のハイスペックな人に人気が集中する傾向があります。
モテる人にはお見合いが殺到します。相手を選び放題だから、結婚できる確率も非常に高くなります。
逆にモテない人の場合、お見合いの申し込みが来ません。自分から申し込んでも10件のうち1~2件お見合いできればいい方です。
モテない人の場合、異性と会うことすら難しいので、何も努力しなければその他大勢の中に埋もれていつまでも結婚できません。
ましてや40歳を超えたモテない中年男なら女性に条件をつけるなんてもってのほか、ということになります。
理想が高すぎる場合は条件を緩める方がよい
また、婚活で結婚できない男性は理想が高く、条件をいろいろつけすぎていることがあります。
そういう場合は、条件を少し緩めることで出会える人数を増やして少しでもチャンスを広げるように仲人からアドバイスされます。
理想が高すぎるせいで門戸を狭めている場合は広げた方がよいです。
そんなに門戸を広げる必要はない理由とは?
一方で門戸を広げる必要はないという意見もあります。
婚活市場では男性より女性の方が多い!?
多くの結婚相談所が加盟する連盟や協会などのグループが発表するデータによると、一般的には男性よりも女性の方が多いです。
男性:女性=4:6だったり、4.5:5.5だったりします。
実際、30代中頃から後半の結婚を焦っている女性の層が厚いのは事実です(男性は30代後半から40代前半の層が厚いです)。
だから、男性が女性の年齢に「20代から30代前半まで」などと条件をつけなければ、比較的お見合いは組みやすいです。
ただし、男性は自分の年齢を考えずに若い女性ばかり希望する人がいるため、結果的にいつまでたっても結婚できないケースは多いです。
アラフォー男性なら、女性の年齢に対してあまり高望みしないで、自分よりもちょっと年下からちょっと年上くらいまでにしておくといいですよ。
会員システムで数万人の女性を検索できる!
たいていの中小規模の結婚相談所は、たくさんの相談所が加盟している大きなグループに所属しています。
たとえば最大手の日本結婚相談所連盟の場合、会員数は約6万3千人(2019年1月時点)。
男女比は女性が約6割、男性が約4割で圧倒的に女性が多いです。つまり、男性にとっては出会いの幅が広がります。
何も条件をつけなければ約3万6千人の女性がいて、地域や年齢などで条件をつけたとしても、数千人の女性にお見合いを申し込むことが可能です。
であるならば、いきなり条件を緩めるのではなく、まずは自分の希望条件でどれぐらいヒットするかやってみて、少なければ少しずつ条件を緩めるとよいでしょう。
もちろん、希望条件の中でどうしても譲れない条件は3つくらいに絞っておく必要がありますが。
ただし年齢が40歳を超えている場合、女性がお見合いを断ってくる可能性も高くなるので、その時は条件をできるかぎり緩めましょう。
結婚相談所はなぜそんなことを言うのか?
結婚相談所はなぜ
「あなたのスペックだと、離婚歴あり、45歳まで、バツイチ子持ちの女性でも可にしなと会ってくれないわよ」
などと言ってくるのでしょうか?
善意に解釈すれば、恋愛経験が少ないあなたの心配をして、条件をつけずにまずはいろいろな人と会ってお見合いやデートに慣れなさいという意味で言っているのかもしれません。
たしかに一理あります。お見合いに慣れるまでは場数を踏む必要があるので、たくさん数をこなすことは重要です。
しかし、悪意に解釈することもできます。
少ない自社会員のみで紹介している個人経営の小さな結婚相談所の場合、紹介できる人数に限りがあります。
少しでも成婚実績を作るために、条件の合わない相手と無理やりお見合いさせようとします。
実際はそこまで条件が悪いわけではないのに、
「あなたのスペックでは女性は会ってくれない」
と嘘をつき、
「そうか、俺のスペックじゃダメなのか」
と洗脳しようとしてる可能性が高いです。
こういう結婚相談所では自分の希望する相手が見つからないので早く辞めた方がよいですね。
モテない男はどうすればいいのか?
では、モテないと自覚のある男性は、希望条件を緩める以外に何かできることはないのでしょうか?
前提として、あまりにスペックが低すぎるとやっぱり結婚は難しいです。
男性なら高卒、年収350万以下、低身長、45歳以上など。
結婚相談所はプロフィールで条件を公開する関係上、どうしても条件から相手を選ぶ傾向があります。
だから、ある程度のスペックは必要です。大卒で年収400万以上など。
それをクリアしてることを前提に言えば、条件を緩める以外にできることは
・プロフィールの自己PR文をもっと魅力的にする
・プロフィールの写真を撮り直す
・見た目を改善する(ダイエット、ファッション、清潔感)
・会話力を磨く(女性と楽しく会話できる)
・第一印象を良くする
などの努力が欠かせません。
まずプロフィールや写真を見直すことで、相手に好印象を与えて、もっとお見合いが組めるようにします。
次に見た目を改善し、第一印象を良くすることで雰囲気よくお見合いを進めることができます。
そして会話力を磨くことで、女性から「また会いたいな」「もっと一緒にいたいな」と思ってもらえるようにします。
ここまで来ればお見合いから次のデートへ進めるし、交際もうまく行く可能性が高くなります。
結婚相談所では恋愛経験がないことをコンプレックスに感じている男性も多いですが、結婚相談所では男性も女性も今まで誰とも付き合ったことがないという人は多いです。
そして、それはわざわざ自分から相手に言うことではありません。もしどうしても相手に言うのなら、十分仲良くなってから言えば済むことです。
恋愛経験がないからといって結婚できないわけではないのであまり気にしないようにしましょう。
最後に・・・
いかがでしたか?モテない男性の場合、たしかに条件は緩めた方がチャンスは広がります。
でも譲れない条件があるなら、必要以上に緩めるのもよくありません。
恋愛経験がないのに、バツイチ子持ちと結婚するのはちょっと無理がありますし。
条件を緩める以外にもできることはたくさんあるので、まずはそこからやってみてはいかがでしょうか?
この記事があなたの婚活に役立てば幸いです。