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お見合い結婚の離婚率。恋愛結婚より低いのは完全なデマ!?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

お見合い結婚に対して世間の多くの人は

「本当に幸せになれるの?」

と思ってます。

つまり「お見合い結婚では幸せになれない」と最初から疑っているわけですね。

まあ、お見合い結婚した私からすると、

「お前ら、何を根拠に言ってんだ、コラぁ!」

と言いたくなりますが・・・(笑)。

これは結婚相談所で行われるお見合いの実態をよく知らないから誤解や偏見を持っているせいです。

そこで誤解を解くために「お見合い結婚の離婚率」についていろいろ調べてみたら、世の中に流布している

「恋愛結婚での離婚率は40%、お見合い結婚では10%」

という情報に実は根拠がとなるデータがないことが明らかになりました。

それどころか、日本の離婚率も世間で言われている「3組に1組が離婚」は間違いでした。

そこで、お見合い結婚の離婚率、日本の離婚率について正しい情報を紹介します。

 

お見合い結婚の離婚率は何%?

お見合い結婚の離婚率は何%でしょうか?結論から言うと、答えは

 

「データがないので分からない」

 

です。

でもネットで検索すると以下のようなデータがよく使われています。

 

「恋愛結婚での離婚率は40%、お見合い結婚では10%」

 

この数字を元に婚活業界では「恋愛結婚よりもお見合い結婚の方が長続きする」として、まるで常識のように取り扱っています。

 

ところが!

よーく調べるとこの数字の根拠が怪しいのです。

 

どういうことか?

婚活系のブログでこのデータが使われる際に、そのデータの根拠として

 

「全国仲人連合会2013年調べ」

 

とよく記載されます。つまり根拠となるデータが存在するということです。

 

では、全国仲人連合会はいつ統計をとって公表したのか?

調べてみた結果の結論は

 

「SNSで他記事から引用しただけで、統計を取った事実も公表した事実もない」

 

です。一体、どういうことか?

全国仲人連合会が2012年9月1日にフェイスブックに投稿した際に引用したのは「MSNトピックス」というニュース記事です。

そしてMSNトピックスの元ネタになったのが中国網日本語版という中国系のブログです。

中国網日本語版の2012年8月18日付の記事(タイトルは「日本人のお見合い結婚 離婚率が低いのはなぜ?」)では

 

「恋愛結婚の離婚率は40%と高いのに対し、お見合い結婚ではわずか10%にとどまっている。」

 

と、特に根拠を示すわけでもなく報じています。

全国仲人連合会はその記事を都合よく解釈して、なぜお見合い結婚の方が離婚率が低いのかについて文章を書いて投稿しました。

そしてそれを他の婚活ブログが”まるで全国仲人連合会が正式発表した統計調査のデータ”のごとく扱い、自分の記事の元ネタにしているわけです。

 

そりゃあ、結婚相談所業界にとって、こんなに都合のよいデータはありませんからね。喜んで引用するでしょう。

つまり、まとめると、恋愛結婚の離婚率が40%も、お見合い結婚の離婚率が10%もどちらも根拠はありません(残念ながら)。

 

日本の本当の離婚率は何%?

では他に離婚率を示すデータはないのでしょうか?

ネットの婚活記事で次によく引用されるのが

 

「日本では3組に1組が離婚している」

 

というデータです。

これの元ネタは平成29年に厚生労働省が発表した「人口動態統計の年間推計」で、2017年の離婚率に関するデータもあります。

それによると、2017年の婚姻件数が60万6866件に対し、離婚数は21万2262件になっています。

 

「ほう・・・約3分の1か」

 

と思ってしまうかもしれませんが、よく考えてください。

あなたの周りの既婚者ってそんなに離婚してますか?

どう考えてもそんなに多くない気がしますよね?

実はこの数字にもカラクリがあります。

婚姻件数はたしかに2017年に結婚した件数で間違いありません。

でも離婚については2017年までに結婚した全てのカップルが対象です。過去全ての夫婦のうち、2017年に離婚した件数です。

だから3組に1組というのは間違ってます。実際はもっと少ないです。

 

では、本当の離婚率は何か?

本当の離婚率って何でしょうか?

例えば1000組の夫婦を何十年も追跡調査して、その後の離婚率を調べれば、それが真の離婚率なのですが、それではリアルタイムに分かりません。

その代わりと言ってはなんですが、同じ統計に人口1000人あたりの離婚件数というデータがあります。

2017年の場合、「1.7%」という数字になっています。

つまり赤ちゃんから老人も含めて人口1000人あたり、たった1.7人しか離婚していないということです。

実はこの数字、年々下がっています。2002年の2.3%を境にジリジリと下がり続け、2010年には2%を切り、2017年には1.7%まで下がっています。

一方で、人口1000人あたりの婚姻率は約5%(平成27年の数字、平成28年度人口動態統計特殊報告より)。

つまり人口1000人あたり50人が婚姻中の人で、1.7人が離婚した人ということになります。

1.7人
離婚率=━━━━━━ で計算すると、約3.2%。
50人+1.7人

 

たぶんこの数字が実感として感じる離婚率に一番近いのではないでしょうか?

ということで、まとめると日本の夫婦のうち、離婚するのは3組に1組ではなく、ざっくり言うと約3%が正しいです。

 

最後に・・・

いかがでしたか?

本当は「お見合い結婚の離婚率が低い理由」について書こうと思っていたのですが、そもそもデータが間違っていたので、本当の離婚率は何かというテーマになってしまいました。

参考になるか分かりませんが、インドの話を紹介します。

インドではお見合い結婚が多く、結婚は本人ではなく親が決め、結婚の当日まで相手と顔を知らないことも当たり前の文化です。

しかし、アイエンガー教授によると恋愛結婚の離婚率が50%なのに対し、お見合い結婚の離婚率はたった5%だそうです(NHKコロンビア白熱教室 第2回より)

また恋愛結婚は結婚当初は幸福度が高いのですが、徐々に幸福度が下がっていくのに対し、お見合い結婚は時間とともに幸福度は上がっていくことも分かっています。

私の実感としてはこれは正しいと思います。

恋愛結婚はどうなのか分かりませんが、お見合い結婚は結婚してからも「好き度」が上がっていきます。

だから何年たってもラブラブ状態が長続きします。その間、子供が生まれれば変化もありますが、幸福度は高いと感じています。

お見合い結婚に偏見を持っている人も多いですが、実際はすごくいいものなので、婚活方法としてはおすすめですよ♪

この記事があなたの婚活に役立てば幸いです。